浄念寺は愛媛県宇和島市にある浄土宗の寺院です。 山門横には芝崎観音堂があります。江戸時代、当寺の前は海で芝崎の地と呼ばれていました。その芝崎の地に流れ着いた観音様を大切に供養し、その地名をとって芝崎観音と呼ばれ尊崇されています。 芝崎観音は千手観音菩薩です。御開帳は毎年7月17日で、芝崎観音夏祭りとして賑わっています。堂内には木彫りの33観音様、堂外には石彫の33観音様をおまつりし観音霊場として親しまれています。
2024年5月1日水曜日
お念仏とともに歩む生き方
私たちは生活の中でいろいろな時に幸せを感じます。健康でやりたいことが精一杯できる時、家族と共に和やかに過ごす時、欲しかったものを手に入れられた時など。
しかし、そうしたことはいつまでも続くとは限りません。予想しなかった大きな病気に見舞われることもあるでしょう。突然愛する家族と離れ離れになることもあるでしょう。欲しくても、どうしても手に入らないこともあるでしょう。
私たちの人生はままならないものであり、自分の願い通りにならないという点において、すべては苦しみであると説くのが仏教の心理。
このような人生の中、お念仏はどのような幸せを私たちにもたらしてくれるのでしょうか。
それは消えてしまうかもしれない、どうしても手に入らない、そのような「はかなさ」を超えた、変わることのない幸せです。
ままならない人生は阿弥陀さまにすべてお任せし、お念仏を称えることで、阿弥陀さま、ご先祖さま、懐かしいあの方のあたたかな眼差しがあなたのもとに届きます。
想像してください。あなたの幸せを祈り、優しく見守り続けてくれる方がいるということを。
どんな時も、ひとりではありません。
南無阿弥陀仏と唱えることは、その祈りを受けとり、ほんとうの幸せを叶えるための第一歩。
お念仏から、あなたの幸せがはじまります。
「お念仏からはじまる幸せ」
浄土宗開宗850年キャッチコピー「お念仏からはじまる幸せ」とは、ただ単に「幸せ」を追求するのではなく、本当の「幸せ」とは何かを考え直すためのフレーズです。欲求が満たされることも「幸せ」の一面ですが、欲求が満たされる事だけが「幸せ」ではありません。
「仏法僧の三宝」の「明るく、正しく、なかよく」生きる生活の中に、「幸せ」の本質があると考えます。
「お念仏からはじます幸せ」とは、お念仏を称えることにより、自分自身が生かされていることに気づかされる。そしてお念仏を称えることが阿弥陀さまに見守られ、救われていく安心につながり、お念仏の信仰を深めていくことです。
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